`

仕組債 Structured Note

 
阅读更多
仕組債 Structured Note


普通社債以外の複雑な仕組みを取り入れた債券のこと。広義には転換社債も含むが、一般には、株価連動社債など、複雑な仕組みによる債券を指す。

--------------------------------------------------------------------------------

 仕組債とは、ストラクチャード・ファイナンスの一手法で、債券の発行を伴うもので、債券のみならず、ファンド同様に、金融商品開発を目的として組成されるものも多く存在します。


資金調達手段としての意義
 企業の資金調達手段として、「仕組み」を使って、より有利な条件で資金を調達できるようにした方法が存在します。その中でも、特に、特殊な債券の発行を伴う場合には、仕組債の発行による資金調達とみなされます。
 例えば、上場企業が、自社の株式に転換できる権利をつけた社債を発行することも、ある種の仕組債です(一般には「転換社債」として知られています)。また、自社が保有する価値の高い資産を、財務上、特別目的会社に転売した形にして、その資産を担保に特別目的会社が社債を発行するような場合、発行された債券を「仕組債」の一種とみなします。


金融商品の一環としての意義
 長年、超低金利が続く日本では、個人や一部の金融機関を中心に、少しでも「金利」の高い金融商品を求める傾向が続いてきました。こうしたニーズに応える金融商品としても、仕組債は活用されています。例えば、信用度が極めて高い円建ての債券(国際機関債や格付けの高い国の政府債)に、オプションの性格を付与して、円建てでも金利を高くする方法です。


複雑化するリスクとコスト
 このようなオプションの性格を付与した仕組債は、日本で広く販売されてきました。その多くは、投資家(仕組債を購入する者)が、「オプションの売り手」となる方法をとっています。
 すなわち、仕組債購入時点では、オプションのプレミアム(保険料のようなもの)を受け取る立場にあることから、見た目の受け取り金利は高くなります。その代わりに、株価の連動や外国為替レートの連動に伴って、受け取り金利を損なうリスクなどを負っているのが通常です。
 加えて、こうした仕組みが複雑になればなるほど、「仕組みの開発者の手数料」が仕組債の購入価格に間接的に織り込まれることになります
分享到:
评论

相关推荐

Global site tag (gtag.js) - Google Analytics